シンプルイズベスト
〈シンプルイズベスト〉
こないだあげた剪定前の芸術的なぶどうの樹々を剪定しました。
去年房を成らせた枝をもとからぜ〜んぶ切っちゃう超シンプルな構図。残るのは真ん中の主枝のみ。
こんなんで今年ぶどうは実るのか?と心配になりますが、
大丈夫です。
ちゃんと実るように手を打ってます。
左右にちょちょ切れたように残してる枝には芽があって、暖かくなったらその芽がニョキニョキ伸びてくるんです。
だから枝を切るときは芽を残しながら切ります。
樹の仕立て方は品種の特性に合わせて、また農家の作業効率を上げるために変化、研究されてきました。
私が果樹の世界に入った時に扱った果物は梨と柿と梅だったので、主枝からさらに枝分かれしてる亜主枝、側枝と扱う枝が多すぎて、もうわけわからない世界でした。
教科書に載ってるのと同じ形の樹は畑にでると1つとしてないのです。
それだけ剪定は個性や性格がでる作業です。
誰が見ても分かりやすすぎるシンプルな剪定は、最初はイチヂクの一文字剪定で衝撃を受け、
そしてこのぶどうの剪定を見て心が晴れ渡る気分になりました。
これなら剪定できるやん!と。
こんなことを言ってるわりには、実は私はまだぶどうにハサミを入れたこと…ない…んです(笑)
作業がシンプルだから夫が1人で切っても時間がかからないし、むしろシンプルだから、1つの失敗があとあと響くんだろうと思います。
まっ、ぶどうはおいおいですね!
今の私の剪定担当はグリーンキウイですからね🥝
ハウスぶどうの剪定が終わり、切り口に保護剤をぬり、水やりをしながら目前に迫る芽吹きへの準備をするのでした。